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大人の幻想2

全国的に実施している体力テストで、昨年、どの県も結果が芳しくない事に対して危惧している事が報じられました。

中には「近年は、子供の体力の低下傾向に歯止めがかかってるが、85年当時の水準にはまだ届かない。運動する子としない子で二極化が進んでいる点も課題だ」などという県もあり、子どもは元気に身体を動かして遊ぶのが健全である、というのは大人の幻想はますます拍車を掛けているといっても過言ではないかもしれません。
もちろん元気である為にある程度の運動は必要ですが、それで健やかに育つのなら世話のない話で、また、身体能力が高い方が評価される場面というのがあるのは実状です。子ども達にはその辺りの点をきっちりと教えてあげた方が良いかもしれませんね。

教育とは難しいものです。特に学校教育というものは、今や家庭教育以上に難しくなっているのかもしれません。
しかし学校の授業とは技術を習得する事のみが目的ではありませんね。例えば美術の授業でいうのなら、専門学校や大学へ行けばより高度な技術を習得する事が出来るのだから、初めのうちは感性を磨く事の方が重要になってきます。同様に、小学生の市や県の絵画コンクールなどで、受賞作の中にキャラクター物が無いのというのが大人の幻想の表れとさえ思ってしまいます。本来ならばモンスターであれ、ヒーローであれ、お姫様であれ、問題はないはずです。何を描いたのか、という点はさしたる問題なのではありません。表面的なスタイルばかりに目がいっていては、本質的なコンテンツを見逃すハメになってしまうということです。

重要なのは、いつだって中身といえます。これは人間にしても同様ですね。運動の得意な子、勉強の得意な子、絵画の得意な子、工作が得意な子、重要なのは適正を見抜く事であり、一辺倒に詰め込む事でも、大人の幻想を満足させることではありません。例えば夏休みの自由研究で、父親と協力して綺麗な模型を作ってきた少年と、自ら家にあるダンボールを工夫してロボットを作った少年がいるとして、評価出来るのはどういった部分だとあなたは感じますか? そこで表面的な美しさや出来の良さを評価するのも確かに悪いことではありません。しかし、重要なのはそれぞれの少年がどういった視点と考えでそこに至ったのかであるとも言えるでしょう。

表面的な事ばかり追いかけていると、どうしても本質的なことが抜け落ちてしまいます。私達大人が気を付けなければならないことかもしれませんね。


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段ボール紙で書いて紙芝居やがありました、段ボールで作ってあるめんこでは、良く遊んだ記憶もあります